Strongylodon macrobotrys　‘翡翠カズラ’

ヒスイカズラ

植物園で見たその花は

魂を吸い取られるような禍々しさを放ちながらも

どこか神秘的。

どの植物にも属さない唯一無二の存在感に

何度も心を奪われた憧れの植物です。

翡翠カズラは流通自体非常に少ない

レアプランツ。

生産農家さんに直接栽培方法を確認し

幾つかポイントを確認したので皆様にも

ご案内させていただきます。

生育温度。

フィリピンルソン島原産で最低温度は10℃必要。

勿論、それ以上あれば更に越冬は容易です。

10℃ギリギリで管理する場合は水を控えめにすることで

耐寒性を上げる手助けになります。

春以降は、水が乾き始めたらたっぷり与え、

真夏の高温期は半日陰で管理します。

肥沃な用土と肥料を好みます。

開花までの期間は、今回の苗(３寸)からだと

約3年位だそうです。

基本的には鉢植え栽培ですが、マメ科植物ですが

移植に強いらしく、春以降は鉢のまま路地に仮植し

温度のある時期になるべく株を生長させ、寒くなる秋頃に掘りあげ

室内で越冬という方法もあるようです。

花は古枝につくようなので長く伸びたツルもなるべく切らず

あんどんや、オベリスク仕立てにすると管理しやすいと思います。

ラベルには日当たりよくと記載されていますが、半日陰の方が

生育も良いようです。

植物園での開花例は多数ですが、

個人宅での開花はほとんど聞いたことがありません。

我こそはとお思いの花自慢の皆様にオススメ！！